国道 Route.

 
国道229号

北海道 小樽市−北海道 江差町

(その1a 檜山管内:江差町−乙部町)


 終点側から走って行きますが、江差町柳崎町でR227から分岐すると国道229号が始まります。この先の荒々しい海岸線の区間に比べると、まだ静かな地形が多いです。

 

江差町

[江差町柳崎町]


国道227号を江差町役場側から走ってきたところ。
江差町柳崎町で国道229号が左へと分岐します。

[柳崎橋]
厚沢部川を渡ります。
案内標識にでてくるのは「八雲(旧熊石)31km」「乙部6km」でして、あまり遠いところの地名は登場してきていません。

ちなみに、左側にはR229とR277のおだんごも見えますが、こから八雲町(旧熊石町)まではR277重複となっています。

[水堀交差点]
水堀交差点。
道道935号小黒部鰔川線が右へ分岐します。

[慶喜トンネル]
慶喜トンネルに入ります。
「慶喜」と道南と考えれば、ひょっとしたら徳川最後の将軍である「徳川慶喜」と関係があるのでは…と思ったらやはりそのようでした。
まぁ、元々徳川慶喜から拝領したクロマツがこの辺りに移植されたらしく、そのことにちなんだようですが…。

[284kmキロポスト]

 

乙部町

[江差町・乙部町境界]


爾志郡乙部町(にしぐん・おとべちょう)に入ります。
カントリーサインに描かれているのは元和台海浜公園の「海のプール」でありまして、海岸を囲ってそのままプールにしてあるのだとか。

[乙部町滝瀬]
高台を走ってきましたが、ここからは下り坂となります。

[乙部町元町付近]
乙部町の市街地に入ります。
この先もコンビニや給油所もたま〜に見かけますが、この乙部町を通過するとこの次にやってくるのは「せたな町北檜山」」くらいかなと思います。

[緑町交差点]
緑町交差点。
左折方向が道道461号乙部港線、右折方向は道道460号乙部厚沢部線です。

[乙部町館浦]
この乙部町館浦付近までが乙部町の中心市街地です。
左折すると乙部漁港に戻ります。

[館の岬トンネル]
館の岬トンネルをくくります。
まさに切り立った岬ですね。

[乙部町鳥山]
乙部町鳥山で道道1061号旭岱鳥山線が右へ分岐します。右折しても道道自体は途中で終わってしまいますが。

[来拝橋]
来拝橋を渡ります。

[道の駅「ルート229元和台」 1km]
道の駅「ルート229元和台」まで1km。
人里も少ない区間が多い国道229号は、道の駅の存在というのも非常に重要です。

[道の駅「ルート229元和台」]
道の駅「ルート229元和台」を通過します。
小規模な道の駅のようでした。
ちなみに、前述の「海のプール」がある元和台海浜公園はこの近くに位置しています。

[下り坂]
道の駅から少し走ると下り坂になりまして、高台から海岸近くまで降りていきます。

[乙部町元和]
左側に「追分ソーランライン」と案内標識が出ていますが、北海道の日本海側のうち函館市から小樽市までの区間にある国道は「日本海追分ソーランライン」という愛称が与えられています。
小樽市から天塩町までの「日本海オロロンライン」と対をなしています。

[272kmキロポスト]

[乙部町潮見]
右側から分岐する道路がありますが、R229旧道に相当するルートと思われます。右側を分岐するルートは「鮪の岬」の丘陵部の上を通過していきますが、現在のR229は「鮪の岬」をトンネルで通過していきます。

[鮪の岬トンネル]
鮪の岬トンネルに入ります。この付近を「鮪(まぐろ)の岬」というのですが、岩肌が縦ジマになっていてマグロのように見えることから、このような名前になったそうです。
(「しび」は「マグロ」のことを言うそうですが、どうも地方名のような感じで、どちらかというと「マグロの子供」という意味らしく…。)

なお、一本通行のトンネルが二本となっていますが、左側のトンネルが1957年に開通したものの幅員5mで手狭であったことから、右側に新たなトンネルを掘削し、1987年に開通したのだとか。

[乙部町豊浜]
乙部町豊浜地域を走って行きます。
かつてニシンで栄えた地域であるためか、国道229号は漁村らしい景色が多いように思います。

[乙部町豊浜]

[豊浜トンネル]
豊浜トンネルに入ります。1973年開通、長さは1,270m。
左側にあるトンネルは旧道のトンネルでありまして、1962年に土石流災害が発生し、17名の死者・行方不明者が出ました。現在の豊浜トンネルはその後に新ルートで新設されたものです。

紛らわしいのですが、同じ国道229号の沿線でもこのずっと先にある余市町と古平町の間に別の「豊浜トンネル」が存在し、そちらは1996年に岩盤崩落事故を起こしたことで全国に知られました。
調査日:2015/08
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