高速道路 Express way.
首都高速中央環状線
大橋ジャンクション見学会

 

開通を翌年(2010年)に控える首都高中央環状線の大橋ジャンクション。
そこで、ブロガーさん20名を限定として、2009年8月1日に見学会が開かれるとのこと。
申し込み多数となった場合は抽選となるそうです。
「とりあえず」という感じで送信フォームに入力して参加申し込みしたところ…、何と当選したとのこと!!!
これは万難を排して行かねば…ということで行ってきてみました。
 ※今回掲載した画像の中には、他の参加者の方が写っているものもありますが、問題ある画像はご連絡いただければ対処いたします。
 ※記載内容等に誤りその他問題があった場合も、ご連絡いただければ修正します。

  

  そもそも大橋ジャンクションって??
首都高速で進めている中央環状線の中で、
新宿と渋谷を結ぶ区間(左の画像の赤い線の部分)が開通しますが、この「渋谷」のところで首都高3号線と接続するのが、今回見学する大橋ジャンクションです。
首都高速の大橋ジャンクションのページから転載したのが下の図。(画像の左側にある丸い建物が大橋ジャンクション)
国道246号の上を走っている高架橋の首都高3号線(渋谷線)と、地下のトンネルを走る首都高中央環状線。ただでさえ高低差をもっている中、限られた用地で接続する…という条件を満たすために考え出されたのが、今回見学する大橋ジャンクションです。
ループ型の構造になっていまして、車両はこのループ型の大きなジャンクションをぐるぐる回ることにより、じわりじわりと高低差をかせぎ、地上と地下を連絡します。

※上図及び下図は首都高速の大橋ジャンクションのページから転載しています
http://www.c2info.jp/junction/ohashi/ohashi.htm
(首都高速道路株式会社より転載許可をいただきました)
まぁ、百聞は一見にしかず。
以下は今回の見学会のレポートです。

 

  

   前 段
 
東急田園都市線の池尻大橋駅で下車しまして、事前に配布された案内どおりに歩いていきます。
(ちなみに、左側の壁が大橋ジャンクションです。)
辺りをうろうろとしても見学会の受付のようなところはなく…。
作業用の入口のようなところに「首都高速」のヘルメットを付けた係の方が立っておられまして、自分がきょろきょろとしていると、係の方曰く、「今日の見学会の方ですか??」と。「はい、今日見学の○ヅカ(作者の本名)です」
そこが見学会の入口となっていたようです。案内いただきまして、事務所の中へと入りました。

 

[中の様子] [ヘルメット]
中に入ると、こんな感じ。机の上にヘルメットが並べられていました。
ヘルメットに「首都高速」の文字が入っていたことに、なぜか喜んでしまう作者(笑)。
(後ろ側に「東建」とあるけれど、これは「首都高速」の「設局」を意味するようです)
 
[立体地図をもとに説明される佐伯所長] [同じく模型を説明する佐伯所長]
8:45集合のところ、8:20に到着してしまい、ひょっとしたら一番乗りかな…と思ったのですが、既に1名の方が到着されておりました。「開始まで時間ありますので、中のものを色々見てもらっていいですよ〜」とのことなので、模型やら地図やらと色々見てみます。
じっと凝視していると、こちらの所長の佐伯さんがやってきて、「換気はこうなるんだよ〜」とか「この辺りに再開発のビルができます」などなどと教えてくれました。

 

[概要説明する高橋さん] [ぞろぞろと移動]
定刻通り8:45より見学会開始となりますが、まず最初に佐伯所長から挨拶。
「本日は遠いところでは静岡、茨城からやってきてくださった方もおられます」との話には苦笑してしまいました。
静岡からやってきた人間とは、何を隠そう自分でございます(笑)
続いて、首都高速の高橋さんより、プロジェクターを作って大橋ジャンクションの概要の説明。
大橋ジャンクションを車で走ったときのイメージ(CG動画!)や、ランプ(高架橋)建設を早送りした動画なども出てきました。
今日の見学会、これだけでもすごいです。(もちろんこれからが本番なのですが:笑)
説明終了後、ヘルメットをかぶってぞろぞろと出て行きます。

 

   移動 〜 大型○○○○ 〜 シールドのカッター
[内側の様子] [内側の様子] [周縁に沿って歩きます]
大橋ジャンクションの内側へと入ります。
普段は外側の壁は見ることができても、こんな内側の様子は見れないわけですよ。
いやーすごい。

 

[建物内部の様子] [外側を移動中]
建物内部はひとまずスルーして移動します。
ここを自動車が走ることになるわけですが、ここは今日の見学会では一番最後に歩きましたので、後ほど詳述。
で、まずは何を見るかというと…。

 

[大型クレーン]
大型クレーンでございます。
どのくらい大きいかというと…。

 

[作者と大型クレーン] [上に移動して見学]
…こんな感じでございます。
作者KAWASAKIの身長が175cmなのですが、キャタピラ部分だけで作者の身長を優に超えます。
大型クレーンの上にも移動して色々見せてもらったり説明してもらったり…。
ちなみに、この大型クレーンも間もなく解体され、順次一回り小さなクレーンに切り替えされていくのだとか。
そんな機会に見せてもらって感謝です(^o^)/

 

[くあとろさいどかったー] [移動]
上の一番右側の画像は「クアトロサイドカッター」という開削機で、いわゆるトンネルの壁を開削する機械だそうです。
大橋ジャンクションのような市街地でなければもっと一般的な機械で対応できるそうですが、コンパクトな「クアトロサイドカッター」の場合は狭い(ここではたった6m)場所でも開削ができるのだとか。案内くださった係の人が「あれはドイツの会社が特許を持っているとっても特別でとっても最先端な機械なんです」と力説されている中、当方はあまり理解できず消化不良を起こしてしまいましたが、とにもかくにもすごい機械であるということはわかりました。(首都高の皆さんすみません…)
一通り見せてもらったところで移動します。

 

[移動中] [上に移動して見学] [カッターの説明をする高橋さん]
移動途中に見せてもらったのがシールド(トンネルを掘る機械)のカッター。
これがトンネルを掘っていった最前線だったのか〜、としみじみと感じます。
今でこそここにあるけれど、後々はスクラップになるのだとか。
(東京湾アクアラインの「うみほたる」には、シールドが記念のモニュメントとして置いてあるそうですが)

 

[原材料の質問に答える高橋さん]
見学者の1人の方が質問することには曰く、
「カッターの材料は何でできているんですか?」
高橋さん曰く、
「材料はねぇ…、難しいな(笑)」
タングステンとか合金らしいのですが、確かに説明するのも難しいでしょうね(笑)

 

この後は、大橋ジャンクションの建物内部へと入っていきます。

 

見学日:2009/8/1

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