高速道路 Express way.
北陸自動車道新潟県・新潟市−滋賀県・米原市
(その5a 新潟県:県境−糸魚川市)
天嶮親不知を通過していきます。北陸自動車道の全区間中で、最後に工事区間として残っていた区間でありまして、長大トンネルがこれでもこれでもか…というくらいに連続します。
県境−親不知IC
[県境]
新潟県へと入ります。緑地の案内標識にトキのイラスト入り。
これまで色々と案内標識を見てきましたが、このデザインはなかなか素敵だな…と思いました。
で、正面にあるのは5番目/26本の市振トンネル。
長さは3,330mです。
[市振トンネル]3km以上もある長いトンネル。
手前の富山県側にあった境トンネルは2,210mでしたが、これからは長大トンネルがこれでもかこれでもか…というくらいに登場します。
[市振トンネル]
[市振トンネル出口]市振トンネルを抜けます。
この先にまた次なるトンネルが見えてきています。
[親不知トンネル]6番目/24本、親不知トンネル。
全長2,270m。
[親不知トンネル内部]新潟県のこの付近は「親不知」と呼ばれる断崖絶壁が続いてるのですが、正確に言うとこの先の親不知ICまでの区間が「親不知」、親不知ICから先の区間が「子不知」と呼ばれるところです。
一応、両方を総称して「親不知」と呼んだりするわけですが。
[非常駐車帯]右側に非常駐車帯がありますが、現在はバリケードが設置してあって入れなくなっています。実はこれ、2000年まで対面通行供用だったことの名残です。1988年の暫定開通以来、こちら側の新潟方面用トンネルを対面通行で使ってきたわけですが、そのときは対向車線用の非常駐車帯として右側部分を使用していました。
[親不知トンネル→風波トンネル]親不知トンネルを抜け、またすぐに次のトンネルに入ります。
7番目/26本、風波トンネル。長さは520m。
[風波トンネル出口]風波トンネルを抜けて、親不知ICまで1kmとなります。
[親不知IC手前]親不知ICは、わずかな平地が形成されており、そこに旧青海町外波・旧青海町歌の2地区が存在するのですが、平地部分は旧R8の県道、JR北陸本線、国道8号でひしめき合っていて新たな道路を造る余地がなかったため、やむをえず北陸自動車道を海上に通し、海の上にICを造ってしまったという珍しい場所です。
見ての通り、ここからの日本海の長めは北陸自動車道でも随一です。もちろん、その分冬期間の厳しさは言うまでもありませんが…。
[親不知IC]親不知ICを通過します。
平成の大合併までは「青海町」だったところで、建設前の計画では「青海IC(仮称)」だったらしいですが、旧青海町の中心地からは遠いうえ、観光上の知名度からこのICになったのだとか。
親不知IC − 糸魚川IC
[親不知IC先]海に突っ込んでいくような景色です。
横風・スリップには要注意なのですが…。
[ラジオ周波数変わります]「ラジオ周波数変わります」
富山県から新潟県へと入ってきたわけですが、この先のトンネルの内部から新潟県のバンドに変わります。ここまでのトンネルは、富山県の周波数に基づいてトンネル内の再放送がなされていたんですね。
こんな標識が出てくるのも県境地帯ならでは。
[子不知トンネル]8番目/26本、子不知トンネルを通過します。
長さは4,560m。北陸自動車道最長のトンネルです。
[子不知トンネル]入口の辺りは緩やかに左カーブです。
[子不知トンネル]その後はずっとまっすぐですが、出口付近はまた緩やかにカーブがあります。
[子不知トンネル出口]子不知トンネルを抜けます。
正面に高架橋が見えますが、建設中の北陸新幹線高架橋。
[寺地トンネル]9番目/26本、寺地トンネル。
長さは1,240m。
これでも短いと思ってしまうのは、感覚が鈍ってしまっている証左でしょうか…。
[寺地トンネル出口]寺地トンネルを抜けます。
[高畑トンネル]続いて10番目/26本、高畑トンネル。
長さは560m。
[岩木トンネル]更に11番目/26本、岩木トンネル。
長さは1,670m。
[岩木トンネル]一応、親不知の断崖絶壁区間は通過しているわけですが、上越市街に入るまでは西頸城地域特有の急峻な海岸がまだ続くので、トンネル連続地帯もそのまま続きます。
[姫川]岩木トンネルを出ます。
姫川を渡りますが、標識に出ているとおりここが糸魚川静岡構造線「フォッサマグナ」に相当します。地質的には、ここが西日本と東日本の境界線にあたります。
[糸魚川IC 500m]糸魚川ICまで500m。
正面に見えるのはセメント工場です。
[糸魚川IC]糸魚川ICを通過します。
国道148号に接していますが、すぐのところで国道8号にも出られます。
一応、国道148号経由で長野県白馬村・松本市方面にも接続しています。調査日:2010/5
前へ(その4dへ) 次へ(その5bへ)
戻る