高速道路 Express way.


東名高速道路

東 京・世田谷区−愛知県・小牧市



(その1c 神奈川県内:秦野市−山北町)

 
 大井松田ICから先はカーブ・上り坂が続く山間部に入っていきます。下り線は、新道切替えの結果、左ルート・右ルートに分かれるルートに変わりました。

  

秦野中井IC − 大井松田IC

[秦野市・中井町境界]
秦野中井ICの流出路があったすぐ先で中井町に入ります。

[大井松田IC 7km]
大井松田ICまで7km。
その先の御殿場ICまでは32kmで、この間のIC間隔は25kmと結構長いです。

[左ルート・右ルート分岐6km]


そして出てきましたこの標識。
この先6kmで、東名高速下り線は左ルートと右ルートの二手に分かれます。合計して2+2の4車線の道路に変わります。

[中井PA]
なぜ、この区間が左・右ルートに分かれるかと言いますと、これは1991年の改修工事による産物なんですね。
この先の大井松田ICから御殿場ICまでは、カーブ・勾配が連続するために事故多発・渋滞頻発の区間でした。そのため改修工事に着手し、上り線については全く別のルート(3車線)を新設、対する下り線については旧上り線を下り線に付け替え、従来の下り線2車線をあわせて4車線としました。その結果、下り線は右ルート・左ルートという現在の形になっています。まぁ、下り線の線形は悪いままですが、4車線になったことで交通量は減少し、渋滞・事故もだいぶ緩和したらしいです。(このような手法は、東名のこの区間が初めてだったらしく、以後、同様な手法が全国で使われるようになったのだとか…)

中井PAにさしかかります。

[LED]
LEDで左ルート・右ルートでそれぞれの情報が標示されています。
このときは、左ルートが「落下物注意」、右ルートは特に何も異常なかったのか「大型貨物車/指定通行帯厳守」でした。

[中井町・大井町境界]
大井町へと入ります。
カントリーサインはひょうたん。
大井町では「ひょうたん祭り」なんてのもやっています。

[大井松田IC 2km手前]
大井松田ICまで2km。
左ルート・右ルートの分岐まで2.5km。

[登坂車線]
大井松田ICの手前で登坂車線が出現します。
上り坂自体はそれほど長くないので、登坂車線も坂を上った辺りで消失します。

[大井バス停入口]
路線バスは左側に別レーンができていますが、これは大井バス停のためのレーンです。

[大井松田IC 500m]
大井松田ICまで500m。
ICのすぐ先で左ルート・右ルートの分岐があるため、案内標識もだいぶにぎやかになっています。

[大井松田IC]
大井松田IC。神奈川県最後のICです。
国道255号に接続しています。

  

大井松田IC − 県境

[左ルート・右ルート分岐]
大井松田ICを通過しまして、いよいよ左ルート・右ルートに分かれます。手前のLEDや道路情報掲示板などで道路情報を把握して、適切な方を選択することになりますが、この先の鮎沢PAへ入る場合は左ルートを走る必要があるのでご注意を。

ここでは左ルートを走っていきます。
(元々の下り線は左ルートであったわけなので…)

[御殿場IC 25km]
両方に同じ標識が同じ方向を向いて設置されているというのもおもしろい光景です。まぁ、当然こうなりますよね…。

[松田バス停]
松田バス停。
これが神奈川県最後のバス停かと思いきや、この次の山北バス停が神奈川県最後です。

次の静岡県の御殿場ICまでは25kmとIC間隔が長いため、御殿場ICまでの間には静岡側のバス停含めて計4箇所のバス停が設置されています。

[所要時間情報]
所要時間情報がまた出てきます。
今度は番号7の御殿場、番号8の沼津、そして番号11の静岡までが出てきます。間にある番号9の富士、番号10の清水は抜けています。

[所要時間情報]
山北町に入ります。
神奈川県最後の町です。

[ハイウェイラジオ ここから]

[山北バス停付近]
山北バス停の近く。
この先、急カーブが続きます。63kmキロポストから68kmキロポストにかけては、東名高速の中でも屈指の事故多発区間だったところで、特に65kmキロポストについては「魔の65キロポスト」とも呼ばれたところでした。

道路改修により、下り線が4車線となった現在は幾分か緩和されたことと思いますが、それでも注意を要する区間であることには変わりないものと思います。

[64kmキロポスト]
こんな感じで、高速道路にしてはきついカーブが待っています。
ただ、これはある面仕方ない点もあると思います。東名高速のこの区間が開通したのは高度成長期まっただ中の1969年5月のこと(しかもここが東名高速未開通だった最後の区間)。今となっては道路地図を見ても「ちょっときついな…」と思えるカーブも、当時としては最善の措置で建造されたものと思います。

[登坂車線]
登坂車線が出現します。
この先、トンネルの手前で消失します。

魔の65キロポストはこの先にあります。

[登坂車線]
左ルート・右ルートで高低差が付いています。
右ルートの方の案内標識も同じ方向を向いているため、ちょっと変な感じもします(笑)。

[吾妻山トンネル]
吾妻山トンネルにさしかかります。
ここからトンネルを2つ抜けるまでの間、車線変更禁止となります。

[吾妻山トンネル先]
吾妻山トンネルを抜けたところで、高架橋が頭上に来ます。
これは東名高速の上り線。1991年に新設された上り線の方は3車線ではありますが、線形はかなり改良されており、カーブ・勾配ともにゆるやかになっています。

うねうねと曲がる下り線と、頭上を直線的に走る上り線を比べると、建築技術の進歩を感じてしまいます…。

[都夫良野トンネル]
続いて都夫良野トンネルにさしかかります。
入口は換気装置のため、でかいビルのようになっていました。

[都夫良野トンネル内部]
長さは1680mと結構長めのトンネルです。
ここのトンネルを抜けるまでは車線変更禁止です。

[都夫良野トンネル出口]
都夫良野トンネルを抜けて橋梁地帯に入ります。
高速道路からは下の様子が見えないと思いますが、国道246号からは東名高速の大きな橋梁を下から目にすることができます。

[鮎沢PA 1km]
鮎沢PAまで1km。
神奈川県内最後のPAです。

[鮎沢PA入口]
鮎沢PA入口。
ちなみに、左ルートを走った場合のみ入れます。
右ルートを走った場合はこのPAには入れないです。旧上り線用のPAは現在は道路会社の管理施設に転用されているのだとか…。

[路肩幅縮小]
びっくりマークこと警戒標識「その他の危険」が出ていますが、これは「路肩幅縮小」を示すもの。この先のカーブに入ると、静岡県に入ります。

東名高速は静岡県内の区間が一番長いのです…。
調査日:2009/9
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